アップルは現地時間の12日、Apple Store(US)でiPadの先行予約受付を開始しました。予約が可能になったのはWi-Fiと3G+Wi-FiモデルのiPad全6機種と、専用のDockなど5つのアクセサリとなっています。
同時に発表されたデータプランはAT&T社提供の月14.99ドルプランとと月29.99ドルのプラン。2つのプランの違いは「データ転送は250MB/月まで」制限の有無となっています。Keynoteではこれらのプランはいつでも契約解除できるということになっていたため、必要な月だけ3Gプランを契約し、普段はWi-Fiオンリーとして使うといった使い方も可能になっています。
また、iPadの製品ページも更新され、iPad発表時には明らかにならなかった内容が公開されています。ざっとあげると、次の点でしょうか。
- サイドボタンが「ミュート」から「スクリーン回転ロック」に変更に、これにより寝転がった状態でも縦画面で利用が可能に
- 電子書籍リーダー「iBooks」が標準で付属しない形に、App Storeで無料配信という形態に変更
- Motion JPEG形式の動画再生に新たに対応
- アクセシビリティ機能を強化、モノラルイヤホンに左右チャンネルの音声を流せるほか、電子書籍の読み上げにも対応
特にうれしいのがスクリーン回転ロック機能の搭載でしょう。iPod touchでも横になりながら操作しようとすると、そのたびに画面が回転してしまっていましたが、このボタンを押すだけで簡単に画面の回転を防止することができるようになります。
また、これまでのiPhone OSでサポートされてこなかったMotion JPEG(AVI)形式への対応が予告されていることから、次期iTunesでもAVI形式の動画インポートに対応する見通しが立ちました。Windowsの無圧縮形式をサポートしてきた理由には、一部のビデオカメラの映像収録形式がMotion JPEGであること、iPadは家族みんなで楽しむものという認識があったからと思われます。