iPod touch レビュー

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iPod touch

iPod touchが届いたのが9/23の朝9時過ぎ。早速使用!と思ったらiTunesのロック解除不能問題にぶち当たりました。最初は自分のPCを疑っていたけど、2ちゃんねるにも同様の書き込みが相次ぎ、英語版WindowsもしくはMac OSに繋がないと解除できないと知ります。
そこからロック解除にこぎ着けたのが24日未明。曲を初めて転送したのは24日の朝10時過ぎでした。ちょうど使い始めて1週間経ったのでここまでの感想をまとめてみます。連絡先とカレンダーは未使用。

ちなみに、以前は2003年5月に発売された第3世代iPodを使っていました。

【Good/全体】従来のiPodとは全く異なる操作性
iPod touch全体像
第6世代iPod=touchでは無いと言ってたけど、これは本当。UI(というより内部OS全般)が一新してるし、画面にタッチすること自体、ATMやきっぷ券売機でしかしたことがないので、手のひらサイズのマシンで同じことをしている行為が新鮮です。
【Good/全体】細かい挙動
ミュージックボタン
タップするとズームイン・アウトするようなアニメーションから、曲を再生中にiTunesと同期を開始すると、今聴いている曲がフェードアウトしてくれるなど、細かい挙動がいちいち美しい。うっとうしいとは全く感じないのはさすがOS X。ガラス風のボタンデザインも文句なし。
【Good/音楽】音質が向上
デフォルトでついてくるあの白いイヤホンで聞き比べてもその差は歴然。OS Xのサウンドの良さは前から定評があったけど、iPodにもその技術は惜しみなく注がれている模様。Windowsを使ってるならiTunesよりiPod touchで聞いた方が音質も良いのではないでしょうか。
【Good/音楽】Coverflowが高速
Coverflow
Apple Storeで比べてきましたが、同じフラッシュメモリーベースのnanoよりも、HDベースのclassicよりもCoverflowの表示速度が早くスクロールのもたつきが少ないです。
【Good/ビデオ】ビデオがすごいキレイ
ビデオ再生中
touchの魅力である大画面でH.264/AVCでエンコードした動画を見ることを購入要因の1つにしていたのですが、期待を裏切りませんでした。すごくきれいです。映画の字幕やTV番組のテロップまでくっきり見ることができます。
【Good/Wi-Fi】iTunes Wi-Fi Music Storeが恐ろしい
iTunes Wi-Fi Music Store
その場で視聴、ダブルタップで購入できる簡単さ。このデバイスだからこそ出会える曲もあると思います。SafariでiTSのリンクをタップすると、自動的にWi-Fi Storeにつながる点も見逃せません。ネットブラウジング中に、iTSのリンクを見つけるとなとなくタップして視聴してしまいます。
【Good/設定】無線LANの自動接続切り替えがすごい
Wi-Fi 設定画面
大学と自宅で全く異なる無線LAN環境を持っている変わり者です。

大学
DHCP有効・Proxyサーバー経由接続
自宅
IPアドレス固定・MACアドレス認証接続

この設定がアクセスポイントに近づくと自動的に切り替わってくれます。Windowsでこれをやろうとするとコマンドプロンプトにnetshを打ち込むか、フリーソフトを使う必要があったけど、touchは全自動。1日のほとんどの時間、ネットができるようになりました。携帯のフルブラウザももう使わなくなるかな。

【Good and Bad/音楽】On-The-Goの操作性が大幅アップ/ただし1つのみ
On-The-Go 追加画面
On-The-Go編集画面ではプレイリスト、アーティスト、アルバムなどの横に+マークが表示され、まとめて追加することが可能になりました。さらに、≡マークをドラッグすることで曲順も変更可能に。ただ、On-The-Goをプレイリストとして保存、新たにOn-The-Goを作成できた従来のiPodの機能が、touchでは省かれたようです。
【Bad/全体】同期が遅くなった
特に、毎回”写真をtouchに最適化中”と出ます。それで3分くらいロス。15.4GBを詰め込むのに50分かかりました。ビデオを1本入れ替えるだけで10分近く待たされる。朝起きてささっとテレビ番組を入れ替えて外出、ということはまず不可能。
【Bad/音楽】再生位置調整がしにくい
シークバー
一番touchで不満に思ってること。1時間半のビデオを見るときに、30分のところから再生したい!と思ってもまず無理。27分にあわせて指を離すと32分に飛んだりする。シークバーが小さすぎます。2時間のラジオを聞くときなんか最悪で、同じところを何度も聞かされる羽目に。
【Bad/音楽】アーティストのINDEXが日本人に不親切
INDEXの順番
予想はしてたけど、言語設定を日本語にしても、アーティストのINDEX(右側に出るやつ)は「ABC…#」になっています。と、言うことは日本語で入れたアーティストは一番下の#に集約されてしまいます。手持ちのライブラリは、日本人アーティストが8割を占めているので、必然的に#の中身が多くなります。アーティスト名をわざわざローマ字でいれたくなるほど。せめて、日本語表示にしたときは「あかさ…#」にして、#にアルファベットから始まるアーティストを配置して欲しかった。
【Bad/音楽】Coverflowの並び順が常に一定
これは予想外の仕様。てっきり、今見ているプレイリストで横に倒すと、そのプレイリスト内のジャケットだけが表示されるかと思いきや、常にアーティスト名順に表示されてしまいます。
【Bad/Safari】日本語入力が不便
キーボード比較画像
日本語入力にすると、入力スペースの半分は予測変換表示スペースになります。結果、キーボードが小さくなりすごく押しにくい。English (US)キーボードは大きくて快適なのに、日本語キーボードにしたとたん打ち間違えが多発。
【Bad/Safari】Safariの挙動が不安定
Safariボタンアイコン
曲を再生中に急速にスクロールしたり、JavaScriptを実行するとブツっと曲が停止してしまう。場合によってはSafari自体が落ちることも。iPhoneのSafari同様、まだまだ開発途上でしょうか。あと文字コードが指定されてないページは文字化けします。

全体的に大幅に進化しているものの、全面液晶、薄型化、タッチパネル化したことによって、操作面や速度面で従来のiPodより劣る部分がいくつか見られます。また、ロック中に曲を停止したい場合、「HOMEボタンを押す→画面上をなぞってロック解除→ミュージックをタップ→一時停止をタップ」という4ステップを踏まなければなりません。

特に残念なのがSafari周り。ここらへんは次期アップデートに期待です。

操作パネル画像
(追記)iPodソフトウェア1.1ではミュージック以外の画面を開いているときにHOMEボタンを2度押すと操作パネルが表示されます。よって、「HOMEボタンを2度押す→一時停止をタップ」で曲を停止できるようになりました。

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