突然ですが、今日はCSSの話から。
CSS(カスケーディングスタイルシート)は、W3Cが仕様公開した、スタイルシートの言語のことで、現在の事実上業界標準です。
HTMLとの組み合わせにより、細かく、ページの至る所までデザインすることができます。
ただし、CSSを読むのはわりと新しめのブラウザに限ります。ケータイ等ではもちろん、まだサポートされていません。
HTMLだけではできない設定をCSSが可能にした、これはすばらしいことです。しかし、ウェブデザイナーさんは、CSSをサポートしていないブラウザを持っているユーザーのことは頭に入っているのでしょうか?
CSSの代表的使用例が、「フォントサイズの固定」です。これにより、自分の意図する範囲内に文字を収めることが可能になったりします。これを採用にしているのが「Yahoo!」などで、CSSを無効にしても、フォントサイズは問題なく変更できるし、デザインも大きく崩れません。
しかし、CSSに依存しすぎたサイトはどうなるか。大手ポータルサイト「MSN」のCSSを無効にしてみました。
▲CSSが適用されている状態
▼CSSを無効にした状態
結果はご覧の有様。画像も文字もまともに表示されず、閲覧できませんでした。
CSSに依存しすぎると、こんな悲劇も生んでしまいます。
新しい機能が追加されると、それに対応していないブラウザも追加されることを頭に置いておかなければなりませんね。
今日はこれから映像編集です。最後の追い込み、がんばります。