Googleは19日、動画投稿サイトYouTubeに投稿されている動画のフォーマットを順次WebMに対応させることを発表しました。YouTube Blogに記事も掲載されています。WebMへの対応は新規アップロード動画のみならず、これまでにアップロードされた既存の動画も対象となります。
WebMはGoogleが買収したOn2 Technologiesの「VP8」を動画コーデックに用いるフォーマットで、アップルが推し進めるH.264フォーマットと併せて、今後注目されるフォーマットの1つとなっています。WebMにはGoogleのほか、MozillaやAdobeも対応を表明しており、Webブラウザ「Mozilla Firefox」では標準でWebMフォーマットのサポートも行っています。
In keeping with our goal of making videos universally accessible, we will continue to support H.264 as an important codec for video on YouTube. We are also committed to continuing to develop our HTML5 video player that we announced last year, and if you’d like to join the opt-in trial, you can do so here.
via YouTube Blog: Mmm mmm good – YouTube videos now served in WebM
一方で、これまで対応してきたH.264を切り捨てるといった対応はとらず、今後も重要なコーデックのひとつとしてサポートを続けていくとのこと。iPhoneやiPadでYouTubeを閲覧できるのはこのH.264のおかげなので、今後もサポートされるのはありがたいですね。
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