MozillaのデザイナーであるStephen Horlander氏は現地時間の1日、次期Firefoxであるバージョン4.0のユーザーインターフェースのモックアップ画像を公開しました。公開された画像から、次期Firefoxでは「ダイアログボックスの廃止」が予定されていることが明らかになりました。
具体的には、ツールメニューにあったオプションなどが挙げられます。オプションを表示している間は親ウィンドウの操作を一切受け付けない状態になっており、オプション画面を開いたままウェブページを見ることができない、バックグラウンドにオプション画面が開いてしまうと応答無しになったように見えるなど、不都合な点が多くありました。
今回公開されたモックアップではこのオプション画面がタブとして表示されていることがわかります。これならオプション画面を表示したまま他のページを見ることが出来ますし、オプション画面が親ウィンドウの後ろに隠れてしまうこともありません。
解像度が大きいディスプレイを利用していると、ダイアログボックスが画面の中央にちょこんと表示されたまま他の操作を受け付けなくなることがしばしばあり、「ダイアログボックスってつくづく時代遅れだよなぁ」と思っていました。次期Firefoxのこの変更に関しては、現在のディスプレイ環境を考慮した改善だと思います。ユーザーの視線の移動も少なくて済みますしね。
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