Mozillaは29日、Webブラウザの最新版となるFirefox 15.0をリリースしました。Mozilla Firefox 15.0のリリースノートによると、主な新機能は次の通り。
- Windows ではバックグラウンドで自動更新するサイレントアップデートに対応しました。
- SPDY ネットワークプロトコル v3 に対応しました。
- パフォーマンスを向上させる圧縮テクスチャの対応など、WebGL 機能を改良しました。
- アドオンのメモリ使用量を最適化しました。
- 開発ツールに JavaScript デバッガを統合しました。
- インスペクタに新しいレイアウトビューを追加しました。
- 高精度イベントタイマーを実装しました。
- CSS word-break プロパティを実装しました。
- サイトのデスクトップ向けレイアウトとモバイル向けレイアウトを切り替えられるレスポンシブデザインツールを追加しました。
- Opus 音声コーデックに ネイティブ対応 しました。
- audio/video 要素の played 属性に対応しました。
- source 要素の media 属性に対応しました。
- タブキーで要素のフォーカス移動を繰り返すと、フォーカスリング (フォーカスの当たった要素の周りに表示される点線) が徐々に太くなる問題が解決しました。
これまでに無い機能としては、Windows版限定ではありますが、バックグラウンドで自動更新するアップデート方法を採用したことでしょうか。これでGoogle Chromeのようにブラウザを再起動すると自動的に最新版にアップデートされるようになります。
また、CSSのword-breakプロパティのサポートもWebデザインをする側としては評価したいところですね。
Firefox 14.0.1を利用しているならば、48時間以内に自動通知が来るとのこと。今すぐアップデートしたい場合はヘルプメニューの「ソフトウェアの更新を確認…」から手動アップデートが可能です。
- Firefox Hacks Rebooted ―Mozillaテクノロジ徹底活用テクニック
- 浅井 智也 , 他
- 2011/10/26
- 3,570 円
- (価格情報は 2011/11/11 現在のものです)
- Amazon.co.jp で詳細を見る