Googleは11日、Gmailをリニューアルしました。最大の変更点はデザインの変更と、連絡先の機能強化となっています。
Gmail の新機能の概要に公開されたデザインの変更点は次の通り。
- [メール] リンク、[連絡先] リスト、[ToDo リスト] リンクを Gmail の左上に移動しました。
- [メールを作成] をリンクからボタンに変更しました。
- ヘッダーのスペースを小さくして、受信トレイの先頭のメールの位置を画面上で 16 ピクセル上に移動しました。
- これまでメールの上部にあった [すべて]、[選択解除]、[既読]、[未読]、[スター付き] などのリンクを、[アーカイブ] ボタンの横にあるプルダウンメニューのオプションにしました。
強化された連絡先の機能は次の通り。
- 連絡先をメールと同様に操作。連絡先でもキーボード ショートカットを使用できるようになりました。メールを選択、ラベル付けするときと同様に、連絡先を選択、グループ化できるようになりました。
- 連絡先を姓で並べ替え。[その他の操作] にオプションを追加しました。
- 電話番号やその他の欄にカスタム ラベルを使用。たとえば、電話番号に「別荘」などのラベルを付けることができます。ただし、ActiveSync for iPhone や Blackberry Sync はまだカスタム ラベルに対応していないため、カスタム ラベルを付けた番号や電子メールなどがご使用の携帯電話で表示されないことがあります。
- 元に戻す。連絡先に加えた直前の変更を元に戻すことができるようになりました。
- 自動保存。「編集」モードか「表示」モードかを気にする必要がなくなりました。編集して別の場所に移動すると、Gmail で自動的に変更が保存されます。
- 構造化された名前欄。名前の構成要素(称号、姓、ミドルネーム、名、敬称など)を明示的に設定できるようになりました。構造化せずに、引き続き名前欄を自由形式で使用することもできます。
- 連絡先の手動統合と一括統合。[その他の操作] メニューで連絡先を統合できるようになりました。統合する連絡先を選択し、[その他の操作] メニューから [連絡先を統合] を選択するだけです。または、[重複する連絡先を検索して結合] を選択して、統合する連絡先の候補リストを表示します。
かゆいところに手が届く機能強化から、言われないと気がつかない細かいデザイン変更まで11箇所に改善が施されています。例によって例のごとく、全ユーザーへの変更は数日かかる見込みです。