Mozillaは13日(米国時間)、Webブラウザ「Firefox」の最新バージョン158.0をリリースしました。「Firefox 157」に続くメジャーアップデートです。
個人的に気になった変更点は2つ。
「JPEG XL」に正式対応
今回の目玉は、画像形式「JPEG XL」への対応です。「Firefox 152」から「Firefox Labs」で試験的にテストされていましたが、今回のバージョンで実験段階を卒業し、正式対応となりました。
「JPEG XL」は、非可逆圧縮と可逆圧縮の両方に対応したロイヤリティフリーの画像形式です。拡張子はJXL。一般的にWebPやJPEG、PNG、GIFよりも圧縮率に優れているとされていて、JPEGの後継として期待されています。
先日のエントリーでお伝えした「Microsoft Edge 155」や、「Google Chrome」に続いての対応です。「JPEG XL」の画像を見られる環境が、だいぶ広がってきました。
スクロールがより滑らかに
また、スクロール位置が画面のピクセル単位に丸められなくなりました。特に高解像度のディスプレイや、ページを拡大表示しているときに、スクロールがより滑らかで正確になるとのことです。
地味な変更ではありますが、毎日使うブラウザなので、こういう改善は嬉しいところです。
そのほかの変更点
そのほかの主な変更点は次の通り。
- ベータ版のAI機能「Smart Window」(日本未提供)で、開いているタブや保存済みの自動入力データをもとにフォームの入力内容を提案(段階的に展開)
- ページをPDFとして保存するとき(Linux/macOSでは印刷時も)、よりアクセシブルなPDFを作成。数学記号が欠けるといった描画の問題も修正
- 新しいタブページのカスタム壁紙を、最新の1枚だけでなく「Your images」にライブラリとして保持
- 翻訳機能がアルバニア語、ベラルーシ語、フィリピン語に対応
- Windowsのハイコントラストテーマで、一部のメニューが読みにくかった問題を修正
- 開発者向けに、CSSの「calc()」で単位の乗算・除算が可能に
77件の脆弱性を修正
セキュリティ関連の修正は、CVE番号ベースで77件。深刻度はMozillaの基準で、4段階中2番目の「High」が30件、「Moderate」が33件、「Low」が14件となっています。最も高い「Critical」は含まれていません。
なお、同日付けで延長サポート版の「Firefox ESR」(153.5/115.43)でもセキュリティ修正が行われています。
アップデートはヘルプメニューの「Firefoxについて」から可能です。数も多いので、早めにアップデートしておくのがおすすめかと思います。
