AppleのSoCを積んだMacBook Airを購入しました。
Macの購入は2019年にIntel iMacを購入して以来、2年ぶり。MacBook Airの購入は2015年に最後の11インチモデル[1]を購入して以来、実に6年ぶりとなります。
発売から約6ヶ月待ってからの購入の理由
M1チップ搭載のMacBook Airが発表されたのは2020年11月のこと。それから約6ヶ月経ったところで、購入に至った理由を挙げてみます。
M1チップの評価がある程度揃うまで待機
かつてMacintoshが「PowerPC」から「Intel」にCPUを切り替えた際もすぐに手は付けず、ある程度レビューが出そろうまで様子見していました。今回の「Intel」から「Apple」への切り替えは2年かけて移行していく計画であることをアップルは当初から公表していました。
Appleでは、Appleシリコンを搭載した最初のMacを今年末までに出荷し、約2年間で移行を完了する予定です。
Apple、MacのAppleシリコンへの移行を発表
2020年6月にこの計画が発表され、MacBook Airに搭載され発売を迎えたのが2020年11月でしたので、約1年様子見した上での購入となりました。
購入を決断したポイント、まずはApple純正ソフトを使った動画編集のレビュー記事から
Apple純正のソフトウェアがこれまでのIntel Macに比べて格段にキビキビ動作することは発売直後のレビューなどで目にしていました。わたしが特に着目したのが「動画編集の快適さ[2]」です。最初は「動画編集がノートPCでも出来る時代が来たんだ」くらいの印象でした。
ところが日が経つにつれ、動画編集においてどうやら「M1はミドルレンジのデスクトップMacを凌ぐ性能らしい」という比較が目に飛び込んでくるようにました。そこから、「もしや4K解像度の動画編集もM1 MacBook Airでいけるのでは」と思うように。
M1 MacBook Airでは、同じプロジェクトをプロキシではなく4Kオリジナルソースのままで9レイヤー再生できる。これまでそういうことができるのは、Mac Proか一部のハイエンドiMacぐらいしかなかったのだが、それがMacBook Airで可能になるのは驚異的だ。
「Apple Silicon Macで4K編集」は実用に足るか?:新連載「動画編集実務で計るM1 Macの実力」(1/4 ページ) – ITmedia NEWS
次に、よく使うサードパーティー製ソフトのAppleシリコン対応を待つ
M1チップにネイティブに対応したソフトウェアの動作が軒並みIntel Macを超えたという情報が入ってくる中、サードパーティー製ソフトが次々とM1 Macに対応してきたのもこの時期に購入を決断したポイントのひとつとなりました。
画像編集ソフトの「Affinity」シリーズや仮想PCを動かす「Parallels Desktop」、そして長年愛用しているブラウザ「Firefox」などがUniversalアプリとなり、Intel MacとAppleシリコンMac、どちらもネイティブに動作することが出来るようになったことが挙げられます。
iOS/iPadOS用のアプリがAppleシリコン搭載「macOS Big Sur」で動作する
加えて、発売当初から一貫してアップルがCPUを作ってきたiPhoneやiPad。これらのデバイス上で動作するアプリがAppleシリコンを搭載したMac上で動作するようになったのも見逃せません。
今回初めて、デベロッパはiOSやiPadOSのアプリケーションをまったく変更せずにMacのアプリケーションとして提供することが可能になりました。
Apple、MacのAppleシリコンへの移行を発表
かつてiPad向けのOSがiOSから独立しiPadOSに名前を変えた頃から「将来はiPad用のアプリがMacで動作する」時代が来ると期待していましたが、それがBig Surで実現したことになります。
次期MacBook Airのデザインが変わるらしい — いまのデザインのMacBook Airが最終になる可能性
ディスプレイが11インチとしては最後となったEarly 2015モデルのMacBook Airを買った身としては、今のMacBook Airのデザインはかなり気に入っています。
しかし、2021年5月に発売されたiMac 24インチモデルがデザインを変え、カラーバリエーションが追加されたことで、「次期MacBook Airについても2021年末〜2022年の春にかけてデザインを一新し、カラーバリエーションがさらに充実」との噂も出てきました。
今のMacBookのデザインそのままに、4K動画編集も快適に動くM1チップ、そしてiOS/iPadOS向けのアプリがそのまま動作する「Big Sur」を搭載する最後のモデル…
これは買いなのでは。
というわけで、注文したのが2021年5月22日未明のことでした。2015年モデルを6年間使い続けたわたしがチョイスしたハードウェア構成は次の通り。
カラーはスペースグレーが人気のようですが、わたしは11インチモデルと同じシルバーにしました。ストレージを512GBから2TBに変更する出費はかなり嵩みましたが、2015年モデルと同じく4年以上使うことを想定してのこと。現在バリバリ4K編集を担ってくれているiMacの内蔵ストレージは512GBですが、それでは足りずに外付けに4TBのSSDを繋いでいます。
MacBookのストレージは購入後に分解・換装が出来ないため、大は小を兼ねるということで最も大きい2TBをチョイス[3]。
6年ぶりに新調したMacBook Airの実力やいかに
カスタマイズしたモデルは発送までしばらく時間が掛かります。発売してから日が経ったこともあり、アクセサリーも充実してきています。届くまでの間、しばらくアクセサリーを物色して楽しむことにします。
- 最新 Apple MacBook Air Apple M1 Chip (13インチPro, 8GB RAM, 256GB SSD) – スペースグレイ
- Apple(アップル)
- 2020/11/17
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- (価格情報は 2021/05/24 現在のものです)
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