アップルは10日、初代iPod nanoが発熱するという報告を受けてバッテリーが過熱する特殊な事例についてを更新しました。これによると、本体に過熱症状が見られた場合、本体の交換に応じるとしています。
これは6日に経済産業省がアップルに指示した注意喚起を受けたもので、以前は「過熱したらバッテリーを交換」でした。今回の指示を受けてアップルは「過熱していなくとも、バッテリーの交換に応じる」、「実際に過熱したら本体の交換に応じる」と、条件が緩和されています。
初代iPod nanoをお持ちのユーザーはアップルサポートでサポートを受けることが出来ます。
それにしても…
アップルジャパン株式会社が販売した携帯用音楽プレーヤーについて、充電中に製品本体が焼損し、使用者が軽傷を負うなどの事故が多数発生しました。
経産省は「事故が多数発生」としているのに対し、
アップルでは、ごくまれなケースとして 2005 年 9 月から 2006 年 12 月の間に販売された初代 iPod nano のバッテリーが過熱を起こし、使用できなくなったり変形したりしていることを確認しました。
このような問題が起こったという報告はごく少数であり、いずれも場合も特定のバッテリーメーカーに原因があることが判明しています。
アップルは「ごくまれなケース」「報告はごく少数」と問題の件数について表現の違いが見られます。アップルが該当するバッテリーが使われたシリアルナンバーを公開すれば、被害の起こる可能性がある機種がどれくらいあるかわかるのですが。経産省も注意喚起を続ければ、アップルもまた新たな対応を発表するかもしれません。
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