YouTubeは12日、アップロードできる解像度の上限をこれまでの720pから1080pに引き上げると発表しました。1080pは「プログレッシブフルハイビジョン」と呼ばれているもので、多くのBlu-rayやHD-DVDで利用されているベースバンド規格です。
一言で言うならば、今回のYouTubeの対応は「地デジ越え」画質のアップロードが可能になったと言うこと。
さらに、既にアップロードされた動画も1080pで順次視聴可能にしていくとのこと。1080pに切り替え可能な動画についてはHDボタンがプルダウン形式に変わっており、クリックで切り替えが可能になっています。
一般的なデジタル放送は1080iという「インターレースフルハイビジョン」形式で放送されています。走査方式がインターレースのため、実際には非常に早い間隔で画像を点滅させながら映し出していることになります。一方の1080pは画像全体を1コマ1コマ走査する順次走査形式をとっています。これもざっくり言うと、1秒間に映し出されるコマ数が1080iの2倍ということ。
同じ1920×1080というフルHD解像度でも、1080pと1080iは映像の滑らかさが明らかに異なります。2年前までの私は「テレビなんてアナログより地デジ、地デジよりBSデジタルの方が綺麗」程度の知識しかありませんでしたが、REGZAを買ったり、PC回りの録画環境を整えている内に目が肥えてきたこともあり、画質をかなり気にするようになりました。
2008年に地デジ録画環境を整えた当時は「この画質に不満を言うことは数年無いだろう」と思っていましたが、YouTubeにアップロードされた1080p動画を見るとBlu-rayが欲しくなってしまいますね。ただ、Blu-rayの再生環境を整えてしまうと、今度はテレビ番組を録画しなくなりそうで怖い今日この頃。
今回のYouTubeの対応はそれくらい衝撃的なものとなりました。
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